F澤さん@1級受験生
本日は、1級を受講されていらっしゃる、F澤さんをご紹介いたします。
F澤さんは、現在会社員をされていらっしゃいます。F澤さんの目標は、「社会的弱者の保護」「働く人たちの幸せの実現」です。将来的には、労使関係を円滑にする労務のコンサルタントを目指されるそうです。今回は、そんなF澤さんをご紹介いたします。

(彼女募集中@26歳)
私は家庭の事情で高校を中退しました。母親は私に高校を卒業してほしかったとおもいます。しかし経済的に苦しく、これ以上迷惑をかけられないと思い、高校2年の夏に中退しました。
私には目標がありました。弁護士になることです。詳細は避けますが、これは自分の生い立ちから生まれたものだとおもいます。
私は高校一年のとき、自分に何ができるのだろうと思い、自転車で伊豆半島を一周しました。野宿をしながら、全部で10日間かかりました。「なんで夜に自転車こいでいるの?」と、通りがかった人が心配してくれたりしました。沼津では見ず知らずの私に声をかけて、泊めてくださった方もいらっしゃいました。
私が通っていた高校は進学校で、学歴・成績で人を評価するような風潮がありました。私は、このころ、社会全体がそうなんじゃないかとおもっていました。
しかし、この旅行で人々の優しさに触れ、人と人との関係を重視する生き方がしたいとおもうようになりました。
私はこのころから、いろいろな意味での弱者を守りたいという信念を育ててきました。そして、そのうちそれを実現する手段として、弁護士を目指すようになっていました。
高校を中退後、ガソリンスタンドや新聞配達の仕事をしながら、司法試験の一次試験を目指しました。しかし、司法試験の一次試験は難関でした。私はそのほかの手段で受験資格を取るため、中央大学の通信教育課程に入学しました。
一般に大学通信教育は、卒業が通学過程より大変だと言われています。中央大学通信制が、同じ通信制大学の中でも特にかなり厳しいということは、入学後に知りました。
配布テキストだけでは理解できず、外販の専門書も読んでいました。レポートを書きまくり、不合格で帰ってきても、めげずになんども書きました。
科目試験はほとんど持ち込み不可で、しっかり理解していないと合格できない難問でした。スクーリングのほうが簡単に単位を取れました。多摩までの交通費が負担でしたが、スクーリングはよかったです。スクーリングでは世代や職業が違う人たちが集まり、既に大卒・院卒の方もいらっしゃいました。同世代以外の、いろいろな人たちと接した経験が自分を鍛えたと思います。
私は、22歳の時、在学中に東京の裁判所の事務官採用試験に合格しました。しかし母親が病気で心配だったのと、司法試験の夢をあきらめきれないこともあり、就職を辞退しました。その後も司法試験の勉強と大学の勉強を平行して行っていました。
司法試験は想像以上に難しく、一時期エンジンが止まったときもありました。しかし、弁護士になりたい気持ちを思い出し、自分を奮い立たせました。
結局、中央大学は24歳で卒業しました。その後は新聞配達をしながら、弁護士になるため、ロースクール(法科大学院)の受験生になりました。
早稲田大学大学院のロースクールに合格したものの、ロースクール卒業までにかかる莫大な費用を考えると、ロースクールは考えなおさざるを得ませんでした。
長期間悩んだ結果、一般企業に就職することにしました。8年続けた新聞配達はこの時期に辞めました。そして、就職活動を有利にするために、山梨簿記学院で簿記2級を取得しました。
私はこれから、社会保険労務士・行政書士などの資格を取得し、現在の仕事を続けながら、働く人のサポートをしていきたいとおもっております。現在山梨簿記学院で1級の勉強もしています。また来年から放送大学に通い、心理学を勉強し、産業カウンセラーを取得したいと思っております。
私は労務・法務・会計など、たくさんの知識を身につけたいです。ただ弱い人の保護ではなくて、働く人も会社も経営する人も、お互いに気持ちよく働き、会社も順調に伸びていくことをサポートするコンサルタントになりたいと思っております。
私は、これからもずっと勉強を続けていきます。学校では、年齢も職業も生い立ちも違う人たちが、同じ目標に向かって進んでいます。私はこの環境がとても好きです。これから一緒にがんばっていく人がもっと増えていけばいいなと思っております。
最後に私が作った言葉を書かせていただきます。
「あなたが望み、努力する限り、どこまでだって加速していけます。人生をどう駆け抜けるかはあなたの自由だからです。」
長文失礼しました。
これからもガンバルゾー!
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F澤さん、ありがとうございました。
F澤さんには、これからの山梨(いや世界か)で、人々を幸せにする人間になってほしいです。
ブログに登場していただける方募集中です。
立派な内容でなくてもOKです。どんな内容でも結構です。
投稿していただける方は、s@yboki.comまで原稿をお送りください。
希望者には、私のナルシスト写真詰め合わせフォルダを送ります。