自転車がパンク
甥っ子からもらった自転車。
元々どこで買ったか知らない。
近くに自転車屋さんはなかった気がする。
学校近くのくろがねやさんで修理できるとは思うのだが。
買ったところではないとこに修理だけ持っていくのは気が引ける。
「うちで買った自転車じゃないですよね?」
そんなこと言われそうな気がするのである。
お店側の立場から見ると、どんな形でもお客さんがいらっしゃる事は基本的に嬉しいはずである。お店は売上がないと存在することができないし、自分の仕事が世の中の役に立つのを喜ばない店主などほとんどいないだろう。(簿記学校も同じなので、どんどんいらっしゃって下さい。再受講歓迎いたします。)
しかし、自分がお客さんの立場になるとどうも引っかかる。
ずいぶん前の話だが、近所の自転車屋はこうだった。
「うちで買ったわけなじゃいのに修理だけうちに持ってきやがって。」
修理費をしっかり取るのに毎回ブツブツ文句を言っていた。
そのトラウマかもしれない。
幸い、ずいぶん前に買ったパンク修理道具がまだあった。道具を成仏させてやるべく、またはトラウマからか、結局自分で治すことにした。パンク修理は約20年ぶりである。

チューブを出し、穴を特定する。
瞬間接着剤がないことに気づく。
セロテープでは応急処置にしかならない。
瞬間接着材は、実質使い捨てである。
しばらく使わないとカチンカチンに固まっている。
だから瞬間接着剤は100均で充分である。
田富アピタのダイソーへ行く。

これは潔い。使すて接着剤3本セットで100円。
さすがダイソーである。視点がお客さんに向いている。次々に新商品を生み出し、売れるものは残し、だめなものは撤収する。この繰り返しの結果がこの商品なのだろう。
企業は価値を提供しなければ生き残れない。だから希望するものがそこにある。
補助金を貰わないTAC株式会社が、補助金をもらう有利な立場の学校法人O原を追い抜いたのは、企業として本当の価値を提供し続けた事にある。
実際、簿記会計のテキストはTACが圧倒的にリードしている。(ちなみに法律系はLECのテキストが良い。特にC-BOOKシリーズは秀逸である。なおLECも会社である。)

修理完了。

復活
物が治ってまた動き出す時はとても嬉しい。