仏教は2,400‐2,600年くらい前に生まれたブッタ(釈迦)の教えである。
孔子の論語のように、時代を超えて、多くの人に愛されてきた。
仏教のうち、般若心経は世界的に人気が高い。NHKでも時々放送される。⇒
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ジョンレノンのイマジンも、ベースは般若心経だったのではないかと言われている。⇒
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国内では年配の方を中心に、般若心経を心のよりどころにしている方が多い。
なぜ般若心経は人気が高いのか?
元々ブッダが説いた教えは非常に膨大であり、後に「小乗経典」「大乗経典」に分かれた。
「小乗仏教」は、仏陀の教えを言葉の通り正確に解釈していこうとするものであった。
これに対し「大乗仏教」は、仏陀の教えを自由に解釈し、大衆が親しめるようにした。
大乗経典には「般若経」「法華経」「浄土教」などがある。
「般若経」は真理に到達するために智恵に目覚めることを説いたものである。
「法華経」は人々が幸せに生きるために慈悲に生きることを説いたものである。
「浄土経」は人々があの世でも救済されることを説いたものである。
このうち「般若経」だけでも膨大な量があるのだが、これをさらに大衆に親しみしやすいよう、たったの276文字に集約したものが「般若心経」である。
般若心経を思いっきり要約するとこうだ。
「この世はいろいろな物質が集まり、たまたま今の形を構成しているだけだ。もっと楽に生きろ。」
「わかりやすい。コンパクトで役に立つ」
これが般若心経が広がった理由ではないだろうか。