GWの珍事

酒折駅前校2級 商業簿記
お二人全く同じ服。全くの偶然。他人同士。打ち合わせなし。

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写真前方は、「あっ」と驚く松坂さん。
(松坂さんのポーズはヤラセ。)

徳川慶喜

徳川慶喜。
表面的には徳川幕府を滅ぼした無能将軍にみえるかもしれません。
しかし、実は明治維新の最大の功労者ではないかと思われます。
徳川慶喜は、後世の歴史家からみてどう判断されるかという基準で行動していたそうです。
欧米列強の植民地支配を回避するためには、古い体制の幕府は滅ぼすべきと考えたのでしょう。

幕府軍は戊辰戦争で、薩摩長州に勝つチャンスはいくらでもありました。
鳥羽・伏見の戦いのはもちろん、江戸侵攻時にも勝機はありました。
江戸侵攻時、小栗忠順は幕府の海軍力を使い、駿河で薩摩長州軍を分断することを画策しましたが、慶喜はそれを避け、みずから敗北への道を選びました。

大村益次郎「あの策を用いられていたら我々は全滅していたに違いない」

============
渋沢栄一回顧録

伊藤公(伊藤博文)が慶喜公に対面されたのは、多分私の宅でが最初であつたと際しますが、両公について面白い話があります。

いつ頃の事か一寸失念(ちょっとわすれ)しましたが、私が所用(ようじ)あつて横浜に参らうとすると、汽車中で偶然伊藤公に逢ひました。

する公が、渋沢君、君に是非話さねばならぬことがあると云つて話されたのは斯う云ふ事でした。

実は昨夜有栖川宮殿下が、来朝された西班牙〈スペイン〉皇族を晩餐にお招きになつて、両公が相客として同じく御招待を受けたのであります。

その夜晩餐が済んで、相客の両公が対座された時に、伊藤公が突然慶喜公に向つて、甚だ卒爾(そつじ-無礼)な質問をして失礼であるが、これは拙者が永年の疑問として胸底に残されてゐる事で、いつかお目にかふる機会を得たら、お訊ねしたいと思つて居た。

それは外でもないがあの政権奉還の際、公が一身を投げ出して、朝命に唯これ従ふと云ふ、(天皇の命令に唯従という)恭順の態度に出られたのは、全体どう云ふお考へからなされたのか、人に依つては、卑屈とも、賢明とも、表裏両様の解釈が出来るので、甚だ立入つた事であるが、当時の御心中を伺ひたいと云ひ出した。

すると慶喜公は言下に答へて、それは甚だ改まつた御質問であるが、実は何もお話する程の良い思慮があつてやつたものではありませぬ。

私はあの場合に、予て(かねて)から申含められた親の遺命を思ひ出しました、それで私はその遺命を傍目(わきめ)もふらず奉じた迄の事であります。

と云ふ意外千万(いがいせんばん-いがいな事なはだしい)なお答でした。

それから伊藤公が其の理由をとお尋ねすると、慶喜公は如何にも謙遜な態度で、御尋ねに接して汗顔(がんがん-非常に恥ずかしい)の次第に堪へませぬ、今更らお話する程の事でもありませぬが、私の生家たる水戸家の勤王は遠く義公(徳川光圀)以来の事であります。

父の烈公(徳川斉昭)は殊に勤王の念の深かつた人で、私が一橋家に入つた時など非常に心配して懇々(こんこん)訓諭されました。

私が二十歳に達した時などは、改めて小石川の邸に招かれて、これからの邦家は却々(なかなか)面倒になるが、幼少の折から教へて置いた水戸家の遺訓を忘れてはならぬ、今日は汝(なんじ)が成人の日であるから、特に申付けるとの事でありました。

私は父の此の言葉は深く胆に銘じて、忘れた時はありませぬ、然るに後年四囲の情勢は御承知の如き有様となりましたから、あの場合私としては、此の遺命を奉ずるの外はないと考へたのであります、たゞそれだけの事で、誠に智慧のない遣り方で汗顔の外はありませぬとの返辞でありました。

これを聞いて伊藤公が私に云はれるには、實(じつ)は君から慶喜公の人と為りを屡々聞かされたが、それ程偉い人とは思つて居なかつた。併し(しかし)昨夜の対談で全く感服して了(さと)つた、実に偉い人だ、あれが吾々ならば、自分と云ふものを云ひ立てゝ、後からの理屈を色々つける所だが、慶喜公には微塵もそんな気色なく、如何にも率直に云はれたのには実に敬服した、と云ふ様なお話がありました。

===============

徳川慶喜は、家臣にはこう語ったそうです。「日本国の為に幕府を葬るの任に当たるべし」

徳川慶喜の真意は完全にはわかりません。伊藤博文は、徳川慶喜の心の中で対等な話相手にすらならなかったのかもしれません。

毎年恒例 参拝

毎年恒例、稲積神社へお参りに。
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中央は神様が通るので、端っこを通る。

一角に学問の神さま。
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撫牛(なでうし)
この牛をなでると合格する。
山田さんは丁寧に撫でていた。

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絵馬を奉納する。

絵馬を拝見したが、
「○○大学に合格できますように。」
とか
「子供を授かりますように。」
といった内容が多かった。

元々馬は神の乗り物であり、昔は本物の馬を奉納した。しかし、奉納者にとっても、神社にとっても負担が大きいので絵に描いた馬になったらしい。それが変遷し、最近は自分の名前を入れて願い事や決意を書くものに変わっていった。
ちなみに、「絵馬を人に見られたら願いが叶わない」ということは全くない。むしろ人前で決意が明らかになったほうが願いに近づくだろう。

もう一枚、ネタで
「なぜか浅香唯chan(or常盤貴子様)と結婚できますように。」
とでも書こうかとおもったが、webにUPされそうで怖いのでやめておいた。
HP付きで実名までUPされ、ネタだと思われなかったら恥ずかしい。

ところで、晩婚化・少子化は深刻な問題である。
核家族化と経済格差も原因であるが、仕事も絡んでくる。

「会社に籍をおきながら出産を・・・」
という事が可能なのは、現実問題、かなり恵まれた環境にいる人だけである。

通常、女性は妊娠したら会社を辞めるのが一般的である。
普通の企業にそこまでの体力はないからだ。

さて、出産するとしばらく子育てに専念する。
この間は外にでる機会も限られ、ストレスがたまりやすい。
個人的に育児は仕事より大変だと思う。
夫だけの収入では厳しい場合も多い。
だから、「保育園に預けて、仕事をしたい。」
と考えるのは自然なことである。
しかし、保育園に預けるのもハードルが高く、また子供が小さいと仕事が限られる。

今年はこの問題の解決にビジネスとして参加してみようと思う。←失敗しました。また再起を図ります。

人生の目的

我が国では、偏差値至上主義のような勉強で、他人を蹴落とすだけのような人間が大量生産された。
その結果、
「儲けを追求して当然。」
「年収が高いものが正しい。」
「自分の生活が最優先。」
といった人間が多数になってしまった。
人間としての尊厳を放置して、経済優先の社会を作り上げた結果が現在の状態である。

その原因は家康の天下統一までさかのぼる。
家康は信長・秀吉と違い、保守的で内向思考だった。
江戸時代は家康の思考が強く反映されている。
それが悪いとは限らない。良い結果をもたらした部分もある。
人間の規範である武士道などは、この頃作られた。
しかし、欧米列強はどんどん強くなり、世界を侵食していった。停滞していた日本は、黒船来航以降、欧米列強の植民地支配を防ぐため、近代化を急いだ。
その結果、精神が置き去りにされ、経済優先の日本社会が出来上がった。

やがて日本は列強の仲間入りをした。大東亜戦争で敗れたものの、結局植民地支配に至る事はなかった。急速な近代化は、少なくとも植民地支配を防ぐ目的は達成した。

戦後、焼け野原から高度経済成長を遂げた。
モノがあふれかえり、経済は一度登るべきところまで登った。
その間も経済が優先された。武士道や仏教などの精神は置き去りにされてきた。

そしてバブル崩壊、国際競争の激化、広がる格差社会。
ある程度の経済的な豊かさは必須である。豊かさは、不幸やみじめさを大幅に減少させることができる。しかし、それだけでは人間として幸せな社会をつくれない事は、多くの者が気づいている。

「成功不成功は人格の上に何の価値もない。人は多くそうした標準で価値をつけるが、私はそういう標準よりも理想や趣味で価値をつけるのが本当だと思う。」田山花袋

本日、大学を定年退職されるT先生がいらっしゃり、残りの人生の過ごし方についてお話を伺った。「僕はもうお金はいい。講義がしたい。社会の役に立ちたい。」

自分は30年後、生きていたらどういう人間になっているだろうか。
格差社会が拡がる前に、「何のために仕事をしているのか。」、「どうしたいのか。」もう一度自分の精神を問い直してみようと思う。

居酒屋

大晦日、人が足りないとの事。
いつものごとく、何事も経験だ。
知り合いの居酒屋でバイトすることになった。
飲食は未経験だが、まあ何とかなるだろう。

経験がないため、自信はない。
事前準備が必要と考えた。
メニューは概ね覚えている。
メニュー表は自分とFさんが一緒に作成したからだ。
後はお客さんとの基本的なやりとり、テーブル番号を覚えたり、その他色々。

早めに行っていてやる事を聞いておこうとおもった。
一時間前に到着する。
しかし、「やることがない」。
ということで一度帰る事になった。

結局ほとんどぶっつけ本番になった。
客として行くのとスタッフとして行くのは、気持ちが全く異なる。
緊張してきた。
ただ、知らない店ではないし、何とかなるだろうとは思った。

その間、井上先生から電話が入る。
「おせちがあるから食べるかい?」
一度会社に戻る。
15,000円のおせち。
小林さんという方と井上先生、自分の3人で食べる。
3人とも独身である。
つい言ってしまった。
「こういうの、奥さんの手料理で、のんびり食べてみたいですね。」
余計な事を言ってしまった。
作家の五木寛之さんは、それでも「人は多くしゃべるべきだ。」とおっしゃる。
多くしゃべると、余計な事を言う時も増える。しかし、それでも「人にとってしゃべることは大切な行為」だとおっしゃる。

いよいよ時間がくる。
制服に着替える。
お客さんがいらっしゃる。
急に逃げ出したくなった。

次々に注文が入る。
注文から納品までのシステムはこうだ。
お客さんから注文を伺い、メモ用紙に注文を書く。
注文伝票に書く。
厨房にオーダーを伝える。
料理は厨房で作る。
ドリンク系はこっちでやる。
テーブルに届けたら、届けた分チェックを入れる。

「俺、洗い場専用で。注文はお願いします。」
と言いたいところだが、この人数ではどうにもならない。

注文を取りに行く。
普段ビールしか飲まないから、酒の名前が解らない。
メニューもうろ覚えだ。
何度も聞き返す。
ジュースは作れるが、カクテルになるとさっぱりわからない。

注文を書いている間に次々に注文がくる。
書き終わらないうちに次から次に注文を言われる。
「すいません、少々お待ちください。」
自分が客の時、人が注文書いている間に注文するのはやめようと思った。

空いているコップや皿を下げる。
ビールやジュースのコップが洗い場にどんどん貯まっていく。
ここが貯まると洗う事自体が困難になる。
早めに洗う。
洗っているうちに注文・配膳がある。
結構忙しい。

なんども注文を取りに行く。
お客さんから冗談を言われたので、冗談で返す。
ただ、世の中には冗談のレベルが合わない人がいる。
無難な言葉を選ぶ。
そういうのはかなり得意なので、助かった。

大量の注文が一通り終わり、単発の注文になる。
急に楽になる。
途中で年越しそばをもらう。
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プロの作るそば。おいしい。

今年一年、良いことも悪い事も色々あった。
生きていれば色々ある。
今年も色々あるだろう。
それは生きている証なのだ。

ひきこもり

ひきこもりの気持ちはわかる。
家にいて、狭い世界に閉じ籠る。
面と向かって人とぶつかり合わない。
それ故に自我肥大になる。

自分は優秀だが、運が悪いだけ。
自分はやればできる。
そう思っている。

しかし、実際に働くのは怖い。
否定されるのが怖い。
人に責められるのが怖い。

好きな場所は布団の中。
ネットの同じ仲間の中。

ひきこもりは楽ではない。
このままではいけないことは痛いほどわかっている。
将来が不安で仕方ない。
しかし、家族に責められる。

良し悪しは相対的。
身近な世界しか知らない。
故に家族に殺意を感じる。

さて、ひきこもりから脱出する方法はあるのか?
色々あるだろう。
経験からひとつだけ言える解決策は、「ひきこもれない状況を作ること。」

ひきこもりの諸君、あとは自分で考えてほしい。
自分で考えて、その足で立つしかない。
強く生きろ。

元ひきこもり社長より。

Real Artists Ship

ジョブスは「真のアーティストは出荷する」といった。
製品で世の中を変えてしまうのだと。

この世に何か残したい場合、製造メーカーになるという手段がある。
さてメーカーになるというと、資金力・技術力から「とてもできない。」と思いがちであるが、そうでもないようである。

一人家電メーカー UPQ 記事はコチラ
中澤社長、楽しそうな方である。

流通から自社製品製造へシフトして急成長した会社クロスカンパニー
小さいところから初めていらっしゃる。

人生は一度しかない。儲からなくてもいいので、自分も死ぬ前に面白いもの・楽しくなるものをたくさん作ってみたい。

自分が作ってみたいものはいろいろある。
たとえば、「手で持たないでスマホが見れるようになる固定器具。」
寝る前にスマホを片手で抱えながら動画をみた経験のある方はわかるだろう。

まずは調べてみた。
すでにあった。⇒コチラ 動画はコチラ⇒youtube

しかも遙か先を進んでいた。

山梨簿記学院ダイエットclub

参加費無料(山梨簿記学院 現・元受講者様、そのご家族や同伴の方に限ります。)

参加資格
真剣に健康的に痩せようと思っている方。
言い訳禁止です。

内容
座学-正しいダイエットの知識など
1週間の報告(摂取カロリー・運動履歴)
体重測定

スケジュール
1.平日午後の部
2.日曜早朝の部

参加希望の方はs@yboki.comまで。
詳細は直接お伝えします。
GOOD LUCK!

ハーフマラソン完走しました。

笛吹市フルーツマラソンのハーフにエントリーした。

一人での参加のため「いかない」という選択肢もあった。
考えると最初から棄権しそうだったので、とりあえず走ってから決める事にした。

現地に着く。
消防の方が駐車場の案内をしてくれる。消防の方には頭が下がる。
こういう人に大会は支えらている。やはり、安易な棄権などできないだろう。

スタートする。
周囲のペースが速くてびびる。
あっというまに後方に取り残される。
もしかして、自分は場違いなところに来てしまったのだろうか。
前回(山中湖一周)はコスプレみたいなランナーが多かったが、今回はほとんどいない。

前回の経験でわかっていたが、問題は心肺機能ではない。
ゆっくり走れば、2~3時間くらいどうってことはない。
問題は足腰だ。長距離を走ると、長年の怠慢で弱った足腰が持たない。
とりあえず、足腰に負担がかからないように小刻みに走る。

とにかく完走したい。
完走できないようなら、一生結婚もできないような気がした。
上場など戯言でしかないような気がした。

ペースを極端に落とす。
沿道の方が手を振ってくれる。
こんな練習不足の怠慢野郎に手を振ってくれる。
手を振り返し、応える。
人はやさしさに触れ、やさしくなるのだろう。

だんだん疲れてきた。
坂道は足に来る。
何km来たのだろう。
看板が出た。
スタートから6km
あと2回繰り返しても18km。
絶望的な気分になる。

辞めようか。
辞めたい。
無理だ。

だめだ。
本日は宅建士の試験日だ。
みんな必死に受験している。
11月は簿記検定だ。
忙しい中、無理してみんな勉強している。
俺がサボるわけにはいかない。

完走して、受講して頂いてる皆様にエラそうに言いたい言葉がある。
これはかっこいいはず。決まりだ。意地でも言う。だから完走したい。

苦しい。
ハーフに挑戦した友人から教えてもらったことがある。
「女の尻を追いかけながら走れば頑張れる!」

いい歳してそんな技は使いたくない。
しかし、苦しい。
技を使う。

「うおおおおおお!おねぇさん、その尻俺が追いかける!」

前を行くおねぇさんの尻をずっと追いかける。
やる気が出る。それ以外無心になる。
終いには、おねぇさんを追い越す。

「振り返って顔を見てはいけない。」とのアドバイスも受けた。
理由は二つある。一つはマナー違反、もう一つの理由は「多くの場合後悔するから。」らしい。

一応守る。しかし折り返しでチラッと見てしまった。同じくらいの歳のおねぇさんかとおもったが、結構歳上のおねぇさんだった。だが、後悔はしない。おねぇさんは、俺にエネルギーをくれたのだ。

15kmくらいで足腰がキツクなる。
やはりアップダウンがキツイ。
遅い。実に遅くなる。気力を振り絞るが、足がついてこない。

ロッキーは恋人のエイドリアンにこう言った。
「チャンピョンには勝てないだろう。」・・・「だが、俺が最終ラウンドのゴングが鳴るまでリングに立っていられたら、俺はその時、ならず者じゃないって事を証明できるんだ。」

「くそったれ!人生と同じだ。俺は遅れている。後ろの方だ。だがリタイヤはしない。最後まで走ってやる。命を燃やすんだよ!俺は根性なしなんかじゃねぇ!」

すでにGOALして帰宅している人たちがいた。
その方たちが、「あと少しですよ!」とこんなグダグダの自分にやさしい声をかけてくれる。

「ぁひとぅ・・ござぃまぅ・・。」と、声にもならない声で応える。

前回も気づいたのだだが、マラソンの会場にはゴミがほとんど落ちていない。
ワールドカップサッカー日本代表のパブリックビューイング、国立スタジアムはひどかった。火災が起きたらゴミだけで観客席が火の海になりそうなほどゴミだらけだった。マラソンランナーは人としてできている人が多いのではないだろうか。

残りあと3km。
GOALはあと少しだ。
気力を振り絞る。しかし、足腰がついてこない。
あと20kmとかだったらこの時点でリタイヤしていただろう。
しかし、目の前にGOALがあると、人は少々の無理が出来る。

GOALを迎えた。
恥ずかしかったが、練習で橋を登り切ったときにしていた、ロッキーの拳を天に突き差すポーズをした。やる権利はあると思った。

マラソンになれている人から言わせれば、ハーフなどどうってことはないだろう。
ハーフごときでそんな葛藤いらないだろうと言われそうである。しかし、自分にとっては偉大なる挑戦だった。自分がどう思うかが大事である。

最後にエラそうに言わせてもらう。

「私はあきらめないでハーフマラソン完走しました。皆様が試験頑張っているのに私がリタイアするわけにはいかないからです。皆様も最後まで走れます。試験まで完走した、それ自体が立派な結果です。得点は何点でもいいので、最後まで頑張ってほしいと思います。」
20150101801.jpg

おっさん、走る。

ハーフマラソンにエントリーした。
リタイヤはしたくない。

疲れているので練習を休みたい。
考えると走らない理由がたくさん出てくる。
とりあえず走ってから考えることにする。

走り始める。
引き返したくなる。

くそっ!くそっ!
ちくしょう!
根性がない!
俺は一体なにやってんだ!
必死に努力してきたら、こんなわけないだろう。
とっくに外人の秘書がいるはずだ。
ヘリコプターに乗ってるはずだ。

ちくしょう!くそっ!
時々声に出す。
河川近辺でだれもいないが、聞かれたら変な人である。
通報されてもおかしくないだろう。


マイコースに富士川を渡る橋がある。
橋をわたる階段を登る。
フィラデルフィアで、栄光の階段をかけ上るロッキーのように両手をあげて勝ち誇る。虚しい事はわかっているが、毎回やる。
20151009.jpg

橋の位置は高い。
怖い、落ちたら死ぬ。
だから、わざと手すりギリギリを走る。

俺は軟弱だ!
いままでセーフティに生きてきた。
戦場にいる兵士とはわけが違う。
生死を越えていない。
生死を越えて生きる!

橋の下を見ながら走る。
落ちてニュースになる自分を想像する。
間抜けな死に方である。
余計怖くなる。

橋を降りる。
暗い道を進む。
霊とかそういうのは怖くない。
そんなものは存在しない。
もし、いても構わない。
踏み潰せるならそんなものは踏み潰してやる。
怖いのは頭のいかれた人間だ。

住宅街に入る。
一戸建てが立ち並ぶ。
閑静な住宅街を、無関係なおっさんが苦しそうにそこを通過する。
通って悪いのか?
お前らの道なのか?
お前ら社会から富を奪っている事しってるか?
お前らは俺より努力してきたのか?
いや、そもそも俺は努力してきたのか?

被害妄想と自己嫌悪が交錯する。
もしかしたら、自分は今悩んでいるのかも知れない。

二周目に差し掛かる。
戻るかどうか悩む。
疲れた。もう帰りたい。

「私たちの疲労は仕事によって生じたのもではなく、悩み、挫折、後悔が原因となっていることが多い。」カーネギー

そうだ、楽しく生きよう、楽しいことをしていれば、疲労はない。
忘れていた。俺は楽しんでいる、走ること、人生を楽しんでいる。

橋を渡る。
暗闇を抜ける。
住宅街を抜ける。
家はすぐそこだ。
シャワーが待っている。

「チャンスが目の前に現れたときにこれを掴む人間は、十中八九成功する。不慮の事故を乗り越えて、自分のチャンスを作り出す人間は百パーセント成功する。」カーネギー

カーネギーさん、俺は百パーセント成功して、あなたの言葉を証明する。俺は簿記王になる。簿記で上場するから、そして社会の役に立つから。

くそったれ!
俺は勝つ。
家などプリンと同じ感覚で買ってやるよ。

おっさんは、予定外の三周目に足を向けた。
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