「最近クレジットカードで8万円程のお買い物をされましたでしょうか?」
「ええ、最近8万円くらい買い物をしましたが。」
8万円は別の買い物だった。それが偶然8万円だった。
「ビデオオンデマンドというサイトで8万円の買い物をされましたでしょうか?」
知らん。
身に覚えがない。
もちろん、絶対に全く身に覚えがないと言えば嘘になる。
"社会勉強のため"いくつかそういった類のサイトを閲覧した事はある。
しかし、間違ってもそんなものに8万円のクレジットカード支払入力などしない。
「NHKオンデマンドとかでいくらか払った覚えはありますが。」
「いえ、ビデオオンデマンドというサイトです。」
「だとしたら、えーと…多分違うと思います。」
実際には購入したが恥ずかしいから嘘でもついているような、そんな言い方になってしまった。
先日、某大手パソコンショップから、「クレジットカード番号大量流出のお知らせ」が着ていた。「お客様も含めて何万人も流出した」とかなんとか。多分それだろう。早速クレジット機能を止めてもらい、提携カード発行会社にも連絡する。「ただいま大変電話が込み合っており・・by楽天銀行」

オンデマンドといえばNHKオンデマンド。これは使える。いつでも好きなときにNHKの番組がみれる。
個人所有している最新式記録マシーンが、「リモコン紛失でタイマーセット不可能のVHSビデオデッキ」である人間にとって、これはありがたいサイトである。
で、最近みた番組がこれ。
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未来への提言スペシャル 未来学者アルビン・トフラー~田中直毅“知の巨人”との対話~
世界界有数の知性に徹底的にインタビューする「未来への提言」。“知の巨人”と呼ばれる未来学者アルビン・トフラー氏と経済評論家の田中直毅氏のスペシャル対談です。トフラー氏は、2006年に発表した『富の未来』の中で、「世界で産業革命以来の大変革が起きている」と指摘しました。第1部では、生活をすっかり変えてしまうような、間近に迫っている大きな歴史の波について、語り合います。2007年放送 (C)NHK
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内容はこんな感じ。
第一の波は農耕による革命
第二の波は産業革命
第三の波は知識経済革命

「21世紀は、知識があらゆる原材料の中でもっとも基本的なものとなろう。アルビン・トフラー」
これからは、いままでとは全く違うスピードで、時間が流れていく。そして急激に変革していく。
アルビン・トフラーの主張する、これからの時代の各組織の変革スピードは、車の動きに例えると下記の通りである。
①企業100km
②NGO・社会団体90km
③家族60km
④労働組合30km
⑤官僚機構 25Km
⑥公教育制度10km
⑦国際的統治機関5km
⑧政治の構造3km
確かに厳しい競争に晒されている企業は、環境に適応し生き残るよう、即座に変革していく。これからのスピード社会で世界を牽引していくのは、企業であるということに疑いはない。
三木谷もこう言っていた。
「我々は人類の長い歴史の中でも、前代未聞規模の変革期に来ている。この変革期を通り抜けて、どんな社会を人間が創りあげることになるのか。その鍵を握るのがビジネスなのだ。」三木谷浩史(楽天社長)
オンデマンド本作品は315円(税込)。
この支払入力を一瞬躊躇したような男は、時代の流れに乗れるのだろうか?