生命の歴史をご存知だろうか。
微惑星の衝突により、およそ46億年前、地球が誕生した。
無重力で球体になった、ドロドロの超高温の熱の塊がそれである。
大きくなった塊は、引力で他の惑星をひきつけ、さらにでかくなった。
やがて表面が冷えて固まり、海が生まれた。
38億年前、我々はそこに微生物のようなものとして生まれた。
それから、地球と生命の歴史が始まった。

地球の全球凍結
カンブリア紀の大爆発
生命の陸上への進出
超大陸パンゲアの出現
人類の誕生
ホモ・サピエンスを除く人類の絶滅

これらはほんの一部の出来事である。
気の遠くなるような長い過程を経て、我々は存在している。
ほとんどの生命が絶滅する中、我々は何回も絶滅の危機を乗り越えた。
いま地球上に生きている生物だけが、危機を乗り越え、命のリレーを続けてきた。
一度も途絶えることなく、36億年の命のリレーをつないできたのだ。
その間我々生命は、長い歴史の中で、「本能」を培ってきた。
例えば、「もてる男」の一般的基準に、下記のようなものがある。
①年収が高い
②厚い胸板
③顔が良い
③頭が良い・面白い
これらは狩猟時代に強く刻まれてきた「本能」である。
これらには共通したものがある。
それは自らの種の保存。
これこそが、「もてる男」の正体である。
すなわち、
①富は生存や繁殖に有利であり、
②厚い胸板は、獲物能力や、他部族との戦闘能の高さを証明し、
③顔のバランス、すなわち平均は、自然界ですぐれた健康と機能を表すことが多く、(ただし、好まれる顔のイメージの一部は、時代によって作られたファッションである。)
③頭の良さ・面白さなどは、高いコミュニケーション能力や、各種トラブル解決や生存に有利な情報獲得能力に結びつくのである。
本能は、現代に生きる我々を支配しているのである。
もっとも、言語を発達させたホモ・サピエンスの末裔たる人間にとって「本能」による支配が、「もてる男の」すべてではない。「もてる男」の基準は、言語・文化・社会、そういったものとも深く関係してくる。例えばファッションである。ファッションは多くのトップデザイナーが認めるように、現代社会にとっては無視できないセックスアピールである。
しかし、ファッションは人為的に作られたものであり、流行とともに衰退し長続きはしない。そのようなものを磨くのは、短時間しかもたない砂の堤防を築くようなものである。また、一般的に女性に対してファッションなどよりも強烈に自己の優位をアピールできるのは、DNAに刻み込まれた「本能」である場合が多い。

世界の山本@旧玉穂町出身
保有資格:日商簿記2級
さて、質問の本題に戻ろう。
表面的にやさしくしても、DNAに深く刻まれた、本能的魅力にはかなわない。
まだ、27歳。
本当に、今現在の彼女にこだわる必要があるのだろうか?
男性として魅力があるなら、人生のパートナーと出会う機会はいくらでもあるはずである。
あてにならない他者に頼るより、自分の磨けるものを磨けるだけ磨いたほうが、今後余計な悩みを減らすのに確実な道ではないだろうか。
結論「女は追いかけるな。追いかけさせろ。」
と、言っている事を実行できない男が偉そうに言ってみました。
テキトー相談室、相談募集中です。悩み事相談のある方は、s@yboki.comまで。(回答は本当にテキトーですので、深刻な悩み相談等はご遠慮ください。)