「先生、当たりましたよ。」
「ああ、縁起いいですね!」

あたり

一瞬、オッサン暇かよ!と思ってしまったが、わざわざこんなのをつくって、ささやかに笑わせてくれる。
これこそ大当たりである。
ある日
「僕ね、指パンチ得意なんですよ。すごいいい音出せますよ。子供ものころからやってます。」
「やりすぎて、皮剥けたことあるんですよ。」

パコーン
確かに、高い良い音がした。
本日
「模擬試験の成績悪くて、ショックであたまが真っ白になってしまいました。」

わざわざそのためにパウダーを塗ったらしい。
ネタのためには面倒を辞さない。
打算計算のみで生きているつまらぬ者には出来ぬ行為である。
世界の山本バッチは大事にしてくれている。
通常時

開封時

「開いたら山本さんが正面になるようにしてます。」
「僕もね、山本さんのように人生全力で生きています。いつ死んでもいいように。」
ワタナベさんは私より年上の兄さんである。
学校側の判断で、修学旅行すら行かせてもらえなかった○○少年だったようだが、いまは家庭を抱え、お仕事も立派にされている。苦労して悩んだ人だけが持てる優しさと包容力をお持ちである。今秋宅建士を受験。
最近はUSAダンス(たぶん↓これのことかな?)を練習しているらしい。
今年宅建士に落ちたら、ダンスを撮影してYOUTUBEにアップしてもらうよう、交渉してみようとおもう。こういうの頼まれたら断れない人、何人か知っている。ワタナベさんはきっと断らないと思う。もっとも、それよりは今年合格して欲しいと思うが。