沈黙を破る

身寄りのない児童保護施設を解体する。
見晴らしをよくするために、ブルドーザーでオリーブ畑を破壊する。
無作為に選らんだ家に入り、子供の前で片っ端から父親を逮捕する。
パレスチナの他人の家に押し入り、わが物顔でくつろぐ。

パレスチナで占領政策に携わるイスラエル元兵士の葛藤を描いたドキュメンタリーである。
占領を続けながら、徐々に人格が破壊されていくことを語る。http://www.cine.co.jp/chinmoku/story.html

https://youtu.be/gSO32e6xiTA(YOUTUBE)

イスラエルから言わせると、ユダヤ人が世界から迫害されないために、イスラエル国家の存続が必要である。パレスチナ人の一部はテロリストである。世界中から非難されようが、国家存亡のためにやるしかないというスタンスである。

パレスチナからすると、庇を貸して母屋を乗っ取ったユダヤ人は侵略者である。


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紀元前11世紀に生まれたイスラエル王国は、南王国と北王国に分断した。
北王国は紀元前722年にアッシリアに滅ぼされ、南王国は前586年、新バビロニアによって滅ぼされた。イスラエルの残留民は強制的に移住させられた。
その地でキリスト教が生まれる。
636年にはイスラム帝国が占拠し、イスラム教徒が増えていく。
結局、イスラエルの首都(国連では認められていないが)エルサレムは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地となった。

16世紀にはオスマン帝国が支配。パレスチナとして約400年支配された。

世界中に散らばったユダヤ人は、迫害を受ける。
ユダヤ人は自分たちの国家をもとうという、シオニズム運動を進める。

1918年、オスマン帝国は降伏し、この地はイギリス委任統治領パレスチナとなった。
第一次世界大戦後、イギリスはパレスチナにおけるユダヤ人居住の支援を約束した(バルフォア宣言)。

ユダヤ人は1948年、イスラエル独立宣言を行った。
そこからイスラエルによる、パレスチナ占領政策が始まった。

家族や仲間を殺された憎しみはお互いに限界を超えている。
少なくとも何世代か変わるまで、憎しみが消えない地域である。


「自分の家族に置き換えて考えたよ。無作為に家に乗り込んで捕まえたんだ。捕まえたパレスチナ人は、子供にとって、教育熱心で優しい父親かもしれない。」元イスラエル兵士

民族の争いが起きている間は、社会全体で思考が停止し、悪い方向へ偏りやすい。その方向から外れた発言をする者は攻撃される。故に、こういう発言をするのには勇気がいる。
しかし、解決への糸口はこういう行為から生まれるのではないかと思う。
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