人工パーツが増えると、人間と機械等の境界が曖昧になる。
ダーウィンは「人間と動物の間には、人間が異種動物間に引く以上の絶対的境界線を引くことが出来ない。」と言ったが、今後、人間と機械等の境界線は益々曖昧になっていく。
自分の体がほとんど機械だったら、自分は人間といえるのか。

イノセンス 攻殻機動隊
最近は人工知能(AI)まで生産されるようになった。
しかもその脳は、人間を超えていく。
いずれAIは自ら〝新しい生き物”を生み出す。
現在の生物は36億年の進化の過程で生まれたものである。
しかし、“この新しい生物”は極めて短い期間で進化し続ける。
人類には三つの革命があったとされている。
第一に農耕革命、第二に産業革命、次にIT革命である。
長い歴史で考えれば、産業革命とIT革命はセットになる。さらに生物の歴史規模で考えれば、人類の誕生~IT革命はワンセットになるだろう。
2045年問題 ⇒コチラ
人工知能の“ターミネーター化”を防ぐ研究にイーロン・マスク氏が1000万ドル寄付
「われわれはAIを慎重に扱う必要がある。AIは核兵器より危険になる可能性がある。」
⇒コチラ
それはさておき、当面気になるのは、今後社会がどうなるかと、自分の将来の仕事であろう。
これからの時代は、生産性の向上と雇用は直接結びつかない。
生産に人間がいらなくなるからである。
いまの仕事の50%~90%が必要なくなるといわれている。
人間しかできない仕事か、人間がやった方が安い仕事は残るだろう。
その時の分配はどうなるのか。
ごく一部の支配層と、彼らから与えられるだけの層が生まれるかもしれない。
“新しい生き物”に全人類が支配され、大半は除去され一部だけ研究用に保存されるかもしれない。
実際どうなるか、先の事はわからない。
近畿大学卒業式 堀江貴文⇒コチラ(youtube)
では、今後どうすればよいのだろうか。
「どうせ将来役に立たない。」とかいって何もしないでいると、ビジネススキルの土台もできず、判断力も磨かれず、評論家のような人生を過ごして終りである。
思うに将来、自分のしたい仕事がしたければとにかく挑戦して結果を残す事が大事であろう。
スポーツやその他の人生経験同様、己で判断して実行し結果を残した事は、人生のあらゆるシーンで応用できる。あとは時代に合わせ、新しい知識を補充していけば良いだろう。
実年齢は関係ない。終身雇用とか定年とかは過去の遺物である。体力年齢が大事である。
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」小林 一三(1873年1月3日-1957年1月25日 阪急電鉄や宝塚歌劇団をはじめとする阪急東宝グループの創業者。山梨県出身)
ちなみに、簿記の勉強は今後も有益である。
帳簿記録は会計ソフトで簡単に記録できる。現在、会計ソフト等を使わないで記録している企業はほとんどない。問題は帳簿から経営を判断して、どう今後に活かすかである。このスキルは今後少なくとも数十年は必要である。
ただ、100年先はわからない。分析や判断のみならず、生産や経営自体もAIが担当するかもしれない。
GOOGLE CEO ラリー・ペイジ
「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される。」
⇒コチラ
「まさに悪夢、Googleの人工知能「DeepDream」でムービーを作成したらとんでもないことに」
⇒コチラ

(Deep Dream 制作 丹沢さん 拡大するとややグロ 注意)
GOOGLEは山梨簿記学院の遙か先を行っている。GOOGLEが生み出す新しい生き物をコントロールするためには、それに対抗する生き物を創造することが必要である。
まずGOOGLEに追いつくためには、毎日ビールを飲んでいる場合ではないだろう。
ちなみに人類の未来のため、5月から日商簿記検定の6/12(日)まで禁酒を続けているが、その事と人類の未来とはあまり関係なさそうである。