
塾の話ですが、ほぼこのまま大人向けの資格学校にも通ずる内容でした。
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気になった内容(概略)
日本が近代化を成し遂げる原動力となった人材を育てたのは塾だった。
塾という教育の舞台こそが、我が国の教育の原点ということもできる。
例え少数でも、集まってくれた生徒の成績を伸ばすことに全力を尽くすべきだ。
塾は口コミで生徒が増えていく。チラシや広告はそれほど効果がない。
入塾説明会と違う事をしていては、親は塾を辞めさせる。
辞めていった子供と親は、塾の悪口を言いだす。
親と子供の期待を裏切る行為は絶対にしてはならない。
できないから塾にくる場合もある。
できる子だけを相手にする塾では支持は得られない。
学校と同じでは存在価値がない。
教室を掃除しないで、ちらかし放題の塾では、必ず生徒を減らす。
最初はほとんど集まらない。実績をみて生徒が集まる。
草創期の三年を見事に乗り切ったものだけが、塾を軌道に乗せ、さらに塾が発展していく成長期へと進んでいく。
人は外見で判断される。汚らしいジャージでは評価されない。塾はスーツが基本である。
絶対に手を抜いてはならない。生き残りをかけて、毎日熾烈な戦いが繰り広げられている現在の塾には、そんな甘い考えは通用しない。
準備はきちんと。そうした先生の姿は、確実に子供たちに伝わって、子供たちは先生を信頼して、先生についていくようになる。
生徒が集まりだしたとたんに、先生が努力を辞めてしまい、大学生のアルバイトに授業させ、自分は教室にさえ顔を出さなくなり、夜の街を飲み歩くようになって、あっという間に生徒がさってしまった塾をこれまでたくさんみてきた。
信頼を築くのは大変だが、ようやく築きあげた信頼を失うのはあっという間である。
お金を儲けることを第一に考えずに、まずは集まってくれた子供たちの成績を上げることに夢中になろう。
子供たちの成績が上がれば、その噂を聞きつけて、さらに多くの生徒が集まってくる。
生徒が集まってくれば、収入もそれに比例して、知らず知らずのうちに、どんどん増えていく。おカネは、それを追いかければ逃げていく。
おカネを儲けようとせず、熱心に子供たちの指導に取り組んでいれば、逆におカネの方から自分の手元にやってきてくれる。塾経営では、儲けようとしない人が儲かるのだ。
ブログやツイッターがあまり更新されていない、ましてブログやツイッターをやってないという塾は、これからの時代は支持されなくなっていくだろう。
塾に求められるのは、学校よりも早い対応である。塾に求められるのは、早め早めの対応である。
地域にどっしり根を下ろして、子供たちの指導を続けている小さな学習塾は、何よりも地域に密着した指導を心がけ、ヨソからやってきた大手塾などには、決してまねのできない、個人塾にしかできない、また、個人塾だからこそできるキメ細かな指導を実践して、生徒を集めているのだ。
小さくても、年収一千万を超える、個人経営の学習塾は、いまも全国にたくさんある。これから塾を始めようとするなら、そんな学習塾を目指してみると良い。
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耳が痛いです。
細かい所から頑張ってみます。