「30歳を過ぎると、周囲からはなぜ結婚しないのか?と疑問をもたれ、結婚しないといけないのかと感じ、とても嫌な気分になります。結婚はしなければいけないのでしょうか?」 匿名希望さん30代女性
真面目なご相談ですね。
「テキトー相談室」は基本的に真面目なご相談はお断りしておりますが、最近相談自体が全くなかったので、お答え致します。
そもそも結婚とは何か?
結婚についてのスタイル・考え方などは国や宗教、民族によって異なります。
社会一般の考えでは、「結婚」とは男女が継続的かつ排他的な性的関係を持ち、子供を作り家庭を築くことではないかと思われます。広辞苑でも結婚を「夫婦間の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合で、その間に生まれた子が嫡出子として認められる関係」としています。もっとも、一定の割合で子供ができなかったりするのは仕方がない事なので、あくまでもこれは一般的な結婚のイメージです。
さて、周囲が結婚を奨めるのはなぜでしょうか?その理由はそれが当然と思っているからです。では、なぜ当然と思うのでしょうか。それは大半の方が結婚するからです。ではなぜ大半の方が結婚するのでしょうか?
結婚の歴史は古く、時代や国によって、いろいろな形態があります。思うに、結婚する最大の理由は子孫の繁栄にあったのではないかと思われます。
生命の誕生から36億年が経ちました。元々生命は、「生きたい」という意志、「自分の子孫を残したい」という意思を強く持っています。実際今現在生きている生命は、36億年間一度も途絶えることなく命のリレーを続けてきました。
そのような生命が子孫の繁栄を願うのは当然であり、人間の場合、結婚がそれを実現するのに最適だったのだとおもわれます。
500万年続いた狩猟時代から近代に至るまで、一般に女性は一人で子供を育てるのは困難でした。男性は女性を妊娠させて、あとはどこかにいってしまったら、子供を無事に育てることができない可能性が高く、それでは男性も自分の生命を次世代につなげる可能性が低くなるわけです。ここに結婚というスタイルが生まれたのではないでしょうか。
そしてそれが当然の習慣になり、500万年で積み重ねてきた本能とも相俟って、「結婚しなければいけない」という思考につながっているのだと思われます。
ここまでは結婚に関する歴史です。
では、現代日本社会において「結婚しなけばいけない」とおもう思考は正しいでしょうか?
結論から言うと、現代日本社会において「結婚しなければならない」というのは守らなければいけない規範・ルールではないと思われます。
この世に絶対の規範・ルールなど存在しません。いまある社会の上に成り立っている規範・ルールも、その社会を円滑に進めるための規範・ルールに過ぎません。結婚しない人がいても現代社会は成立する以上、結婚するか否かは個人の自由になります。そして、これだけ科学が発達した今、習慣や本能に支配される必要もありません。
故に、結婚はご自身の自由と思われます。
他者の意見を聞くのは良いことですが、人生の恩恵もすべて自分が受け、自分の人生は自分自身で責任を取る以上、判断するのも自分であるべきではないでしょうか。
一生の事を真剣に考え、結婚するのかしないのか、もしするとしてもいつなのか、自分で判断します。それが正しいとおもうなら、その道を突き進むのみです。
また、世間体などというものを気にする必要はありません。世間などというのはいろいろ言うくせに、困ったときには助けてくれません。そのようなものに振り回される必要は一切ありません。
本能や習慣、周囲の意見ではなく、自分の意思が大事です。
孔子の言葉を贈ります。
司馬牛、君子を問う。
子、曰く、
君子は憂えず懼れず。
内に省みて疚しからざれば、夫れ何をか憂え、何をか懼れん。
訳
司馬牛(孔子の弟子)が、君子(理想の人物像)とは何か?」とたずねた。
孔子は言った。
「君子は何も憂えず(悩まない)、何も恐れない。」
「自らの心を省みて、やましい事がなければ、何かを憂い、何かを恐れる事はない。」
結論
「私はももいろクローバーZのレッドと結婚予定です。」
テキトー相談室、相談募集中です。
回答はテキトーなので、深刻な相談は基本的にご遠慮ください。住吉
結婚しないといけないのですか?
2013-01-22 01:06:16 (10 years ago)
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