Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/hungry.jp-yboki/web/boki/class/View.php on line 25

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/hungry.jp-yboki/web/boki/class/View.php on line 30

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/hungry.jp-yboki/web/boki/class/View.php:25) in /home/users/1/hungry.jp-yboki/web/boki/class/View.php on line 81
どうでもいいブログ-会計研修室の放課後::会社とは

会社とは

会社というのは法人です。
法人というのは、法律によって作られた人のような存在です。
会社は人と同じく、権利や義務を負います。

会社の多くは株式会社です。
株式会社では、「会社」・「出資者」・「経営者」はそれぞれ別人です。

たとえば、会社をつくりたいし能力もアイディアもあるけれども、資金のないDさんがいたとします。一方、金持ちのA・B・C(出資者)さんたちがいたとします。

Dさんは作りたい会社の概要を出資者に熱く語ります。
出資者はお金を出します。
1,000万円集まったとしてください。
簿記の仕訳で表現すると、
(借)現金1,000万 (貸)資本金1,000万
となります。

会社名は「ももZ株式会社」にしましょう。

出資者は株主になります。株主は会社の所有者です。
Dさんは社長に就任します。
Dさんは会社を経営し、もうけから役員報酬を受け取ります。

「ももZ株式会社」、「株主(出資者)」、「社長(Dさん)はそれぞれ別人です。
例えば、ももZ株式会社が備品を購入したら、その所有権はももZ株式会社にあります。Dさんではありません。株主でもありません。株主は会社の所有者として間接的に支配します。

もしこの会社が倒産しても、Dさんは責任を負いません。あくまでも、ももZ株式会社の倒産であり、Dさんの倒産ではないからです。経営者として働いているだけのDさんと会社はあくまでも別人です。

また、株主は「株主有限責任の原則(別名株主無責任の原則ともいわれる)」に守られていて、責任を負いません。株は紙くずになりますが、それ以上の責任はとらなくて良いということになっています。「配当もらったり株価上昇の利益の恩恵を受けながら、いざというとき責任をとらないのはずるいのではないか。」と思われるかもしれません。しかし、株主有限責任の原則がないと、世の中のお金が合理的に回らず、経済が活性しないからこうなっています。

もっとも、Dさんが会社の保証人になっていたりすれば話は別です。また、Dさんと会社の財産が混同されていたり、Dさんに不法行為があったりすると、「法人格否認の法理」というものが適用され、法人が否定されます。そうするとDさんが責任を負ったりします。

これが会社の基本です。もっとも、中小企業では社長が株主だったりするケースが多くあります。それだと株式会社本来の趣旨が埋没してしますのですが、株式会社のほうが見栄がよく、資金調達もしやすかったり、その他いろいろとメリットがあり、株式会社が設立されます。
Calendar
<< March 2023 >>
SunMonTueWedThuFriSat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031
search this site.
tags
archives
recent comment
others
admin