キャットフードは魚が多いので助かる。
かつてダーウィンは、「人間と動物の間には、人間が異種動物間に引く以上の絶対的境界線を引くことが出来ない」と述べた。
私も昔から、四本足の哺乳類と人間に絶対的な境界線が引けず、どうもそいつらを食べるのは気が引ける。ここ20年ほど、ほとんど牛肉・豚肉を食べていない。ペットの餌として与えるのはなおさらである。
魚は良いのか?
「魚は頭が単純から良い。」と、いうことにしてある。
あと鳥も。
「鶏は三歩あるけば物を忘れる。」と、いうことにしてある。
事実がどうであろうと、そういうことにしている。
そうしないと、コンビニや外食で食べるものが少なくなってしまうから。

吉村益信『豚;pig lib;』(兵庫県立美術館所蔵)
この世は基本的に弱肉強食。それが普通。
しかし、人間は「他者」の気持ちを考えることが出来る。数百万年にわたって作られてきたその能力は、DNAに刻み込まれている。
この「他者」に、「食べ物」を加えると厄介になる。生きていくうえで、いろいろと厄介なことが増える。
喰うか喰われるかの世界にいないから、こんな悠長な考えが生まれるのだろう。
(みぃちゃんは雄だと判明しています。名前はみぃ太に変更しました。とても元気です。)