VEを一言で言うと、「目的とする機能とコストとのバランスの上で、物の価値を向上させるための手法」です。
VEの価値基本式は、価値=顧客の求める機能÷コストです。
価値は、顧客が求める機能を、コスト(値段)で割ることによって求められます。
わかりやすく言うと、安くて使えるものが、もっとも価値がある商品という事です。
ちょっと難しいので、数学抜きで例え話をします。
高性能な電子レンジを作るとします。
某理系大学院大学院生W鍋君(家電マニア)によると、最近の電子レンジは、インターネットに接続して、調理レシピが出てきたりするものあったりするそうです。
もし、その機能を設置するために、多額の製造コストがかかるとしてください。当然電子レンジの販売価格に上乗せされます。その機能を仮に(仮にです)顧客が求めていない場合、いらない機能のために値段が上がることになります。山梨簿記学院でいうならば、私が銅像を立て、そんな物のために受講料が上がるようなものです。
最高に価値が高い商品は、顧客の求めてる機能があり、かつ値段が安い商品です。
逆に最低の価値しかない商品は、顧客の求めてる機能がなく、値段が高い商品です。
さて、TAC出版が簿記3級の新刊を出したようです。
簿記の教科書 日商3級 商業簿記

値段をみてびっくりしました。
348ページで840円
A5サイズですが348ページは十分だと思います。
TAC出版のテキストは信頼度が高いです。
講義のレベルではこちらも絶対に負けていませんが、素直にTACとその経営者を尊敬しています。
さっそく注文してみました。
この値段ですので、もし中身がよければ、非常に価値は高いものになります。
過去にこだわらず、素直に使います。
この値段でどれだけのものを出してくるのか楽しみです。
追記 読んでみましたが、結構使えそうです。(独学用としては少し厳しいと思いました。)仕訳問題集までついてました。この内容で、よくこの金額で出したなと、感心です。